2025.6.20
韓国コスメの真実
同じ成分でも、製法が違う。
皆さん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?日ごとに暑さが増してきていますので、水分をしっかりとって、熱中症にはくれぐれもお気をつけくださいね。
本日は、日本でも非常に人気の高い韓国コスメについて、少し掘り下げてお話ししたいと思います。
韓国コスメといえば、まず思い浮かぶのは「価格の安さ」ではないでしょうか?その一方で、「使うと必ず肌が荒れる」と感じる方も多くいらっしゃるのも事実です。
REISEでは、韓国コスメの魅力を探るため、過去にいくつかの韓国大手工場を訪問したことがあります。その際、日本と比べて製造環境の衛生管理や安全基準に大きな差があることに驚いた記憶が鮮明に残っています。
今回は、韓国コスメがなぜ安く、どのような背景で作られているのか、安全性や注意すべき点についても詳しくご紹介していきます。
韓国コスメがなぜ安いのか?
1. 政府の資金援助
韓国政府は美容産業を国家戦略として位置づけており、海外進出を支援するための資金援助を行っています。
この補助金により、企業は開発費や広告費を抑えながら、比較的低価格で商品を提供できるようになっているのです。
2. 成分開発のスピード感
日本では、新しい成分の申請・承認に1年近くかかるケースもあります。一方で韓国では「化粧品法」によって、日本の薬機法よりも緩やかな基準が設けられており、
その結果、成分開発にかかる費用や時間を大幅に削減することが可能に。これが価格の安さにつながっているのです。
3. トレンドに即応するマーケティング
韓国には「빨리빨리(パリパリ=早く早く)」文化が根付いており、トレンドの移り変わりが非常に速いです。
企業はそれに対応するため、素早く新商品を開発・販売し、大量生産によって単価を下げる戦略をとっています。
4. SNSを活用した低コスト広告
韓国コスメブランドの多くは、テレビCMや雑誌広告に頼らず、InstagramやTikTokといったSNSを駆使したマーケティングを展開しています。
この戦略により広告費を大幅に抑え、その分を価格に還元しているのです。
※備考
肌トラブルの多発を受け、韓国では2024年8月に化粧品安全基準の改正案が発表されました。
この改正により、リスク評価に基づく成分使用の厳格化が進められています。
消費者にとっては安心につながる朗報ですが、現時点ではUV製品のみに適用されているため、今後の動向に注視が必要です。
なぜ肌が荒れやすいのか?
① バリア機能重視の国産化粧品との違い
私たちの肌には、「バリア機能」が備わっており、アレルゲンや異物の侵入を防ぐ役割を果たしています。
しかし、肌状態によっては、化粧品成分がアレルゲンのように反応してしまうこともあります。
界面活性剤の力で成分がバリアを通過してしまうと、バリア機能が低下し、ターンオーバーも乱れて肌荒れを引き起こす原因になるのです。
② 軽い使用感の裏にあるもの
韓国市場では、軽めでみずみずしいテクスチャーが好まれる傾向にあります。
そのため、多くのメーカーが界面活性剤や潤滑剤を多用し、使用感を良くする工夫をしています。
しかし、その分刺激を感じやすい敏感肌の方にとっては注意が必要です。
③ 成分が同じでも「製法」が違う
同じ成分を使用していても、浸透技術や製法によって化粧品の品質・安全性には大きな差が生まれます。
日本の化粧品製造技術は、世界的にも高く評価されており、
IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)のランキングにおいて、2000年以降、日本が1位を維持し続けていることからも明らかです。
韓国コスメに立ち向かうREISEの自信作
土台の立て直し
ファーメントエッセンスCL
→ 過去ブログはこちら
血管にアプローチして抗酸化
ホワイト スパークリングジェルパック
→ 過去ブログはこちら
最後に
韓国コスメの盛り上がりは、日本の化粧品業界にとって刺激にもなり、決して悪いことではありません。
しかしながら、肌の本質や、化粧品本来の役割を忘れず、消費者に正しい情報を伝え続けることが私たちの使命だと感じています。
賛否が分かれる韓国コスメですが、正規ルートで購入すること、そしてご自身の肌の声に耳を傾けること。
肌をいたわり、無理のないスキンケアを心がけていただければ幸いです。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。