2025.10.17
成分名が一緒でも、その中身は原料によってさまざま
みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
ライゼでは先日、大阪で開催された展示会に出展し、さまざまな新原料や技術に触れる機会をいただきました。化粧品技術の進歩に感嘆すると同時に、「これほど情報が溢れる中で、消費者の方々は不安を感じていないだろうか?」という思いもありました。
さて、みなさんは化粧品の広告やパッケージを見て、こんな風に思ったことはありませんか?
> 「この成分、知ってる!よくある保湿成分でしょ?」
> 「デパコスと同じ成分が入っているなら、安いものでも効果は同じかも?」
実は、同じ成分名でも使用されている原料によって、肌への実感はまったく異なることがあります。
その理由は、有効成分の「種類」と「含有量」にあります。
セラミドにもいろいろな種類がある
たとえば、ドラッグストアやコスメショップでも人気の「セラミド」。
保湿に優れ、バリア機能の改善や細胞修復効果が期待される、敏感・乾燥肌向けの代表的な有効成分です。
ですが、一言で「セラミド」といっても、その中身は原料によってさまざま。
特に重要なのが、「ヒト型」かどうかという点です。
・一般的な化粧品に多く使われるのは、コメヌカなどから抽出された「植物由来セラミド」
・一方、肌に塗布した際にバリア改善効果を発揮しやすいのが、人間の肌に本来含まれるセラミドと同じ構造を持つ「ヒト型セラミド」
ヒト型セラミドは人間のセラミドと構造が一致しているため、肌バリアの再構築力が高く、植物由来とは大きな差が生じます。
セラミドは“入れればいい”わけではない
したがって、「とりあえずセラミドを入れればOK」というわけではありません。
肌上で直接作用する“ヒト型セラミド”を適切な濃度で配合しなければ、セラミドは単なる保湿成分として終わってしまい、バリア改善やエイジングケア効果までは発揮されません。
植物セラミドにもメリットがある
とはいえ、「植物セラミド=劣っている」というわけではありません。
植物由来セラミドにも、次のようなメリットがあります。
・コメヌカオイルなどから抽出できるため、価格が比較的安価
・原料の安定供給性が高い
・抽出技術の発達により、肌に優しい性質を持つ
一方で、ヒト型セラミドはヒト由来ではなく、これまで合成ポリマーによる生成が主流でした。
そのため、植物由来セラミドを採用するか、修復力の高いヒト型セラミドを採用するかは、非常に悩ましい選択でした。
植物由来なのにヒト型!
「世界初・植物由来ヒト型セラミド」
そこでREISEは、酵母によって産生される“植物由来ヒト型セラミド”の採用に成功しました。
人間が持つセラミドと同じ構造を持ちながら、和栗の渋皮から抽出した天然原料を使用し、合成ポリマー不使用で実現した世界初の技術です。
ヒト型セラミドは本来、糖やリン酸を持たない「遊離型構造」で、自然界にはほとんど存在しません。
そこでREISEは、天然酵母のリポソーム法によって、合成ポリマーを使わずに生成することに成功。
その結果、
・角層浸透性は植物セラミドの約13倍、合成ヒト型セラミドの約5倍
・保湿力は植物セラミドの約15倍
と、圧倒的なデータを実現しました。
浸透性と保湿性だけでなく、細胞修復力や水分保持力、肌親和性、バリア構築力も評価され、
「植物由来なのにヒト型」「ヒト型なのに天然」という、まさに“良いとこ取り”の成分です。
いかがでしたか?
今回はライゼが大切にしている“成分へのこだわり”についてご紹介しました。
ヒト型セラミドを語るなら、やはりライゼの代表的アイテム
・ブースターオイルミスト化粧水
・エッセンスセラム乳液
この2アイテムなしには語れません。
バリア修復の原点ともいえる人気の2商品、ぜひチェックしてみてください。