2025.3.7
導入化粧品の真実!肌に本当に必要なものとは?
乾燥しやすい季節ですが、皆様いかがお過ごしですか?
開発ディレクターの高橋です。これから、こちらで定期的にライゼのスキンケア知識を皆様と共有していきますので、ご質問のある方は、ぜひ遠慮なくお問い合わせフォームからメッセージをお送りください。
本日は「導入」についてお話しします。
トナー化粧水やブースターといった、朝晩気軽に使える導入アイテムの選択肢が増えたことで、各メーカーは個性を前面に押し出すようになりました。しかし、その一方で、「導入」の本来の役割や「土台」との関係性を根本から設計した製品は少なくなってきています。
導入美容液と聞くと、多くの方は肌の土台を整え、ハリを与える美肌効果を思い浮かべるかもしれません。
ライゼが考える「肌の土台」の鍵となるのは、バリアとの「共存」です。
皮膚は排泄する器官であり、吸収する器官ではありません。たとえば、雨に濡れても雨水が肌の内側に染み込まないのは、皮膚の「バリア機能」が働いているからです。バリアにとって、化粧品成分もある意味「異物」であり、美容成分を肌に浸透させるためには、バリア機能を一時的に緩める必要があります。
ライゼでは、有効成分を「侵入」させるためにバリアを破壊するのではなく、バリアを「解しながら引き込む」処方を目指し、日々製品開発に取り組んでいます。
本日は、スキンケアの第一歩として、ブースターミスト化粧水がどのようにバリアをサポートしながら有効成分を届けるのかをご紹介します。
皮脂膜になりすます――独自の浸透ステージ構造
ライゼのブースターミスト化粧水は3層構造になっており、一番上の層はオイル層です。
このオイル層には、ライゼ独自の技術でブレンドしたスクワラン・ホホバオイル・ローズヒップオイル・米ぬかオイルが含まれており、人間の皮脂に最も近い組成を実現しています。さらに、記憶形状加圧法により、このオイル層を肌に最初に届けることで、バリアの表面である皮脂膜の役割を果たし、バリア機能をサポートします。
その後、時間差で到達するミスト状の細かい水溶性美容成分が、バリア膜を壊すことなく、解された皮脂膜の隙間からゆっくりと肌の内側へ浸透していきます。
卵殻膜とヒト型セラミドの最強コンビ
セラミドは角質層に存在する「細胞間脂質」の一種で、水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守る重要な役割を担っています。そのため、バリア機能を維持するうえで欠かせない成分です。
しかし、市場に多く出回っているセラミドは、安価なコメ由来のものが主流で、保湿力には優れるものの、バリア機能のサポート力は十分とはいえません。
ライゼが使用するのは「ヒト型セラミド」。これは人間の肌に存在するセラミドとほぼ同じ構造を持つ機能性セラミドであり、角質層の細胞間脂質に素早く浸透し、ラメラ構造を形成してバリア機能を強化します。
また、角質層のバリア機能には、「細胞間脂質(セラミド)」に加え、「天然保湿因子(NMF)」も重要な役割を果たします。NMFの約半分はアミノ酸で構成されており、肌にアミノ酸を与えることでバリア機能が30%向上することが実験で確認されています。
しかし、アミノ酸は水溶性であるため、肌に浸透するとすぐに吸収され、本来の機能を十分に発揮できないという課題があります。
そこで登場するのが「卵殻膜」です。
卵殻膜には18種類のアミノ酸が含まれており、酵素分解によってアミノ酸が安定し、長時間角質層に留まることができます。特に、健康な肌に欠かせないアミノ酸「シスチン」が豊富に含まれており、紫外線ダメージを受けやすい角質層のバリア機能をサポートする最適な天然美容成分です。
ライゼの導入美容の本質
ライゼのブースターミスト化粧水は、皮脂膜を解した後、アミノ酸(天然保湿因子)とセラミド(細胞間脂質)の相乗効果で角質層のバリア機能を完璧に補い、健康な肌の土台を作ることを目的としています。
すべてに理由があり、努力を惜しまず、ライゼだからこそ実現できることを。
また次回、お会いしましょう。