2025.12.19
冬のクレンジングは、肌にとって試練であってはならない
皆さん、最近お過ごしいかがでしょうか。
冬の夜は、自然と人をゆっくりさせます。
気温が下がり、水は冷たくなり、一日中、風や乾燥、寒暖差にさらされた肌は、少しずつ柔らかさを失っていきます。
クレンジングという工程は、つい急いで済ませてしまいがちです。それは重要ではないからではなく、刺激や摩擦、不快感を伴いやすい工程だからかもしれません。
しかし、まさに冬こそ、肌は最もやさしく扱われるべき季節です。
低温と乾燥は角質層の水分量を低下させ、バリア機能を担う脂質の配列を不安定にします。
皮脂分泌も減少し、外的刺激を緩衝する力は弱まります。この状態での過度な洗浄は、肌にとって小さな負担では終わらず、後に乾燥、赤み、くすみ、不安定さとして現れます。
クレンジングは、冬のスキンケアにおける本当の出発点であり、決して妥協してよい工程ではありません。
本日は、クレンジングについて詳しくご説明します。自分の肌にとってベストなクレンジングを見つけましょう。

冬の肌がクレンジングに求める、より高い科学的条件
皮膚生理学および洗浄科学の観点から見ると、冬のクレンジングには少なくとも次の4つの条件が求められます。
1. 油溶性のメイクアップ、防晒剤、皮脂複合物を適切に除去できること
2. 角質層の脂質構造への干渉を最小限に抑えること
3. 繰り返しの摩擦による物理的ダメージを避けること
4. 洗浄後にバリア機能の乱れや乾燥の反動を引き起こさないこと
市販されているクレンジング製品の違いは、本質的には「どのような洗浄経路を採用しているか」という点にあります。
クレンジングオイル:油で溶かすが、完全な乳化に依存する
クレンジングオイルは、「同質相溶」という物理化学的原理に基づいて設計されています。
油相によってメイク、防晒成膜剤、皮脂を直接溶解し、その後、乳化剤の作用によって水とともに洗い流される構造です。
この体系の強みは、高い溶解効率と摩擦の少なさにあります。
しかし、その成立には明確な前提条件があります。それは、乳化が完全かつ制御されていることです。
冬の肌環境において、クレンジングオイルには次のような課題が存在します。
* 洗浄効果が乳化工程に大きく依存し、使用方法の差によって油分残留が起こりやすい
* 低温下では油分の流動性が低下し、肌上での滞留時間が長くなる
* バリア機能が低下した不安定な肌には、耐受性のハードルが高い
クレンジングオイルは、決して「悪い」ものではありません。
ただし、肌に十分な耐性と、適切な使用工程を前提とした設計であると言えます。
クレンジングバーム:高油分・半固形体系による封閉的洗浄
クレンジングバームは、高油分の半固形クレンジング体系に分類されます。
体温によって溶け、肌表面に油膜を形成することでメイクを溶解します。
触感としては穏やかで、低温環境でも使用しやすい一方、処方構造上、次のような制約を持ちます。
* 高油分とワックス成分による閉塞性の高さ
* 乳化工程が依然として不可欠であること
* 冬に代謝が低下しやすい肌では、重さやムレを感じやすいこと
冬のクレンジングにおいて、バームは「守りの溶解」とも言えますが、油分残留やバリア負担という本質的な課題を完全に解決するものではありません。
温感クレンジングジェル:「温かさ」が必ずしも肌へのやさしさを意味しない理由
近年、温感タイプのクレンジングジェルも増えています。
肌にのせるとじんわりと温かくなり、「毛穴が開いたような感覚」や「メイクが浮き上がる実感」から、冬に適したクレンジングとして語られることも少なくありません。
しかし、皮膚生理学および洗浄メカニズムの観点から見ると、「温感」そのものが、必ずしも温和であるとは限りません。
温感クレンジングジェルの発熱メカニズムとして、多くの製品は、
* グリセリンなどの多価アルコールと水分の混和による発熱反応
* あるいは皮膚血流を一時的に促進させる成分による主観的な温感刺激
によって、「温かさ」を感じさせる設計になっています。
この反応自体は強い刺激ではありませんが、重要なのは、その裏側で同時に起きている皮膚内部の反応です。
* 一時的な血管拡張による赤みやほてり
* TRPV1 など、温度感受性受容体の刺激
* 軽度の刺激を「心地よさ」と錯覚してしまう神経反応
特に敏感傾向のある肌や、冬に不安定になりやすい肌では、温感がやさしさではなく、隠れた刺激として作用する場合もあります。
温感ジェル特有の洗浄構造の課題
処方構造の観点から見ると、温感クレンジングジェルの多くは、水相と界面活性剤を主軸とした洗浄体系です。
そのため、
* 防晒剤や成膜型ベースメイクを落とす際に、なじませる時間が長くなりやすい
* 温感による血流増加と物理的摩擦が重なりやすい
* 冬の角質層では、刺激が蓄積しやすい
といった構造的な問題が生じやすくなります。
また、「温まることで毛穴が開く」という感覚は、実際には血管拡張による主観的な体感変化であり、洗浄効率そのものが本質的に高まっているわけではありません。
クレンジングウォーター:軽やかさの裏にある界面活性剤依存
クレンジングウォーターは、ミセル構造を利用した洗浄方法であり、本質的には界面活性剤による洗浄体系です。
ナチュラルメイクには軽快で手早い一方、防晒剤や密着力の高いベースメイクを落とす場合、どうしても拭き取り回数が増えがちになります。
冬の肌状態では、次のような問題が顕在化しやすくなります。
* 洗浄力不足による摩擦回数の増加
* 摩擦と界面活性剤刺激の重なりによるバリア損傷
* 不完全な洗浄による慢性的刺激の形成
そのため、クレンジングウォーターは必ずしも「低負担な洗浄」とは言えず、「摩擦によって清潔さを得る方法」とも表現できます。

REISEのクレンジングはオイルを一滴も使わず、
油でも溶かさず、乳化にも依存しない。
↓
・角質層の脂質構造を干渉しない
・肌上での滞留時間も短く、バリア機能と乾燥の反動を引き起こしにくい
REISEのクレンジングはバームの半固形体系による封閉的洗浄を採用しない
↓
・閉鎖乳化を省けることで健康な皮脂を守る
・油膜形成で肌酵素低下やワックス成分残流による美肌菌すいじゃくを防止
REISEのクレンジングはジェル発熱メカニズムの主観体感で毛穴洗浄をごまかさない
↓
・物理的摩擦を最小限、温感刺激による皮膚内部の温度受容体の反発を抑える
・界面剤による成膜メイクを溶かすのではなくオリジナル樹液のとろみで毛穴汚れを浮かす
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6種の漢方由来の葉エキスを凝縮した、REISE独自の発酵「葉水」処方。
植物が本来持つ生命力を宿した、潤いのあるとろみが肌をやさしく包み込み、界面活性剤への依存を最小限に抑えながら、摩擦を生むことなく、メイクやくすみを瞬時に浮かせます。
さらに、REISEオリジナルのバイオO/W技術により、親水性成分と親油性成分を同時に抱え込む「選択性クレンジング」を実現しました。
通常の約1/500サイズという極微細構造が、水のように軽やかな使用感で毛穴汚れや角栓までクリアにしながら、界面活性剤を必要最小限にとどめ、乳化工程を省くことで、肌に必要な皮脂はしっかりと守ります。
コットンは不要、W洗顔も必要ありません。
さらに、卵殻膜エキスを贅沢に配合し、クレンジングの時間そのものを、素肌を育む美容時間へと昇華させます。










































