2025.10.31
なぜ化粧水・美容液・乳液は欠かせないのか?
――肌構造から考えるスキンケアの真理
皆さん、寒くなってきましたね。お肌の調子はいかがでしょうか?
最近よく耳にするのが、
「スキンケアって本当に3ステップ全部必要?」
「化粧水だけじゃダメ?」
「乳液だけでもいいの?」
といった声です。
社会人になると毎日忙しく、できるだけ時短でケアを済ませたい。
オールインワンで完結できたら…と思う方も多いのではないでしょうか。
特に脂性肌の方は、油分が出やすいため「化粧水だけでさっぱりして終わり」という方も少なくありません。
今日はそんな疑問にお答えしながら、肌構造から考えるスキンケアの本当の意味をお話しします。
透明感のある憧れ肌を目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
肌は“生きている器官”である
肌は単なる「外側の表面」ではなく、表皮・真皮・皮下組織の三層構造からなる生命システムです。

その中でも、肌の美しさを左右するのは最も外側の角質層。
角質細胞が“レンガ”、皮脂やセラミドが“セメント”のように働き、外的刺激を防ぎながら水分を閉じ込めています。
しかし、乾燥・紫外線・洗顔のしすぎなどでこの壁が崩れると、水分を失い、赤み・つっぱり・くすみ・かゆみといったトラブルを引き起こします。
スキンケアとは、壊れた壁を再び整える作業なのです。
化粧水 ― 肌に「呼吸」を取り戻すステップ
洗顔後の肌は一時的にpHバランスが崩れ、角質層の水分が急激に失われます。
そのまま放置すると、肌は“乾いたスポンジ”のように吸収力を失ってしまいます。
化粧水は、この状態の肌に水分とバランスを与える最初の一滴。
弱酸性の処方でpHを整え、低分子の保湿成分が角質層の隙間まで潤いを届けます。
つまり化粧水の役割は「潤すこと」ではなく、後に続く成分をきちんと受け入れられる肌環境を整えること。
化粧水の主成分は水や水溶性成分であり、角層に吸収される水分量には限界があります。
つけた後に“浸透を待つ”必要はなく、時間が経つと水分は揮発してしまうため、すぐに油分を含む乳液やクリームでフタをすることが大切です。
なぜ油分のある美容液や乳液でフタをしなければならないのか?
それは、化粧水だけでは水分が蒸発しやすいから。
乳液やクリームは人工的な皮脂膜の役割を果たし、潤いをキープするエモリエント効果を発揮します。
この効果により、水分の蒸発や気化熱による肌温度の低下を防ぎ、保温効果も得られます。
乾燥した冬の季節には、必ず油分をプラスしましょう。
オールインワン化粧水を使う場合は、水分と油分のバランス比に注目してください。

美容液 ― 肌細胞へ「修復のシグナル」を届ける
美容液はスキンケアの中でも最も機能性の高いステップです。
高濃度の有効成分を含み、角質層の奥へと働きかける“伝達装置”のような役割を持ちます。
美容液には保湿だけでなく、美白・ハリ・弾力など、製品ごとの特徴的な美容効果があります。
そのため、肌悩みを予防・改善するためには美容液でのケアが効果的です。
導入美容液以外の一般的な美容液は、有効成分が高濃度で配合されており、化粧水で肌を整えた後に使用することで効果が最大化します。

化粧水が「ドアを開け」、美容液が「修復のメッセージ」を届ける。
この流れが、肌本来の回復力を呼び覚ます鍵なのです。
乳液 ― 水分と有効成分を「留める」最後の守り
「油分だからベタつく」と誤解されがちな乳液。
実は、スキンケアの仕上げとして最も重要な保護膜形成ステップです。
健康な肌は「水・油・たんぱく質」の三相構造で保たれています。
乳液はこのバランスを再現し、角質層の上に薄い膜を作って水分と美容成分を逃さずキープします。
セラミドやスクワランなどの皮脂類似成分を補い、ダメージを受けたバリア機能を優しく補修する。
これが乳液の“静かな力”です。
ただし、乳液だけのスキンケアでは水分が不足し、油分過多になりやすいため、ニキビの原因になることも。
肌リズムに沿った3ステップ循環
化粧水 → 美容液 → 乳液
この順番は単なる習慣ではなく、皮膚生理学に基づいた循環構造です。
化粧水が「調える」
美容液が「修復する」
乳液が「守る」
この3つの流れが、肌の自己治癒システムを支えています。
どれか1つを省略すれば、他のステップの効果は半減してしまうのです。
REISEが考える“やさしい科学”
REISEは「やさしい科学」を信じています。
肌に余計な刺激を与えず、構造とリズムに寄り添うこと。
それが、最も確実で美しい結果を導く道だと考えています。
化粧水は「水の記憶」
美容液は「細胞の言葉」
乳液は「肌の温度」
この3つが揃うとき、肌は本来の透明感としなやかさを取り戻します。
REISEは、その自然な循環を支えるために生まれました。
今日の一滴が、未来の素肌を変えていきます。








































